人生はいつでも変えられる!
1奇跡の意味

第1章VI節 欠乏感という幻想

VI. The Illusion of Needs

You who want peace can find it only by complete forgiveness. No learning is acquired by anyone unless he wants to learn it and believes in some way that he needs it.

While lack does not exist in the creation of God, it is very apparent in what you have made. It is, in fact, the essential difference between them.

Lack implies that you would be better off in a state somehow different from the one you are in. Until the “separation,” which is the meaning of the “fall,” nothing was lacking. There were no needs at all. Needs arise only when you deprive yourself.

You act according to the particular order of needs you establish. This, in turn, depends on your perception of what you are.

平和を求めるあなたは、完全な赦しによってのみ平和を見出せることを知るでしょう。誰であれ、平和を学びたいと思い、ある意味で平和が必要であると信じていない限り、平和を学ぶことはできません1

神の創造に欠乏は存在しませんが、あなたが作り上げた世界に存在するのは一目瞭然です。実際のところ、ここが、両者の間の本質的な違いです。

欠乏というのは、あなたが今いる状態よりも、どこか違う状態の方がもっとよいであろうということを暗示しています2「分離」が起こるまで、つまり、「転落」という意味ですが、それまでは、何も欠乏するものはありませんでした。何の欠乏感もありませんでした。欠乏感は、自分から奪うときにだけ起こります。

あなたは、自分で確立した特定の欠乏感の序列に従って行動します。つまりこれは、あなたが自分をどう知覚するかで決まるということです3

1:  ここの文章は、後の文章とあまり関連性がないように見えるのですが、“want peace”、”believes in some way that he needs it”、”lack”のように、何らかの欠乏感を認識していることを表し、後の文章とつながっています。

2:  欠乏は、今よりももっとよい状態があると暗示するものですが、これは考えてみれば悪いことではありません。わたしたちが作り上げた世界では、明らかに欠乏が存在しているかのように現れます。幻想の世界にいるからです。だから、欠乏感は、どこかで、神の創造した実相の世界にいないと気づいているんですよね。

3:  神の創造に欠乏がなくても、神から「分離」したために、さまざまなニーズが生まれました。肉体の生存のためのニーズから始まり、誰かに愛されたいというニーズ、認められたいというニーズ、さらには、自己実現のニーズなど、ニーズにも序列があります。自分をどう知覚するかで、ニーズのレベルが決定され、そのニーズを満たそうと特定の行動を取ります。

 

A sense of separation from God is the only lack you really need correct.

This sense of separation would never have arisen if you had not distorted your perception of truth, and had thus perceived yourself as lacking. The idea of order of needs arose because, having made this fundamental error, you had already fragmented yourself into levels with different needs.

As you integrate you become one, and your needs become one accordingly. Unified needs lead to unified action, because this produces a lack of conflict.

神からの分離感だけが、本当に修正が必要な欠乏です。

あなたが真実についての知覚を歪曲し、それ故に自分に欠乏したものがあると知覚するようにならなかったなら、この分離感は決して起こらなかったでしょう。この誤りを犯し、異なる欠乏のレベルに自分を分裂してしまったため、欠乏の序列の考えが起きたのです4

自分を一つに統合していくと、それに応じてあなたの欠乏は一つになります。統合されたニーズは、統合された行動へ導きます。その結果、ニーズの衝突がなくなるからです5

 

4:  本段落では、ニーズの序列、あるいは欠乏感の序列が生じるにいたった経緯が説明されています。1)真実を歪曲しました。つまり、神が創造したものが完全であるという真実を歪曲したのです。 2) その結果、自分は完全でない、欠けるものがあると知覚するに至ります。 3)そして、完全な神から分離しているように現れ、4) 自分を肉体、マインド、スピリットに分裂させて、それぞれに異なり、互いに衝突するニーズを起こします。

5: わたしたちは、分裂した各ニーズを満たすために、人生の大半を費やします。ところが、ここでは、すべてのニーズは、一つに統合することができると言うのですね。これは衝撃的ですが、シンプルです。すべてのニーズの出所は、神から離れているという思いに集約できます。この欠乏感さえ修正すれば、あとの欠乏感は必然的に無くなります。

 

The idea of orders of need, which follows from the original error that one can be separated from God, requires correction at its own level before the error of perceiving levels at all can be corrected.

You cannot behave effectively while you function on different levels. However, while you do, correction must be introduced vertically from the bottom up. This is because you think you live in space, where concepts such as “up” and “down” are meaningful. Ultimately, space is as meaningless as time. Both are merely beliefs.

欠乏に序列があるという考えは、人が神から離れることができるという最初の誤りから派生しており、そもそも知覚レベルの誤りを正す前に、まずその根本のレベルでの修正が必要になります6

あなたは種々のレベルで機能しながら、効率よく行動することはできません7しかしながら、あなたが行動する間、修正は下から上の縦方向に導入されなければなりません8これは、あなたが「上」や「下」のような概念が意味を持つ空間に住んでいると思っているからです。結局のところ、空間も時間と同じように無意味なものです。どちらも思い込みに過ぎません。

6:  先の段落で、欠乏の序列は分裂から起こったもので一つに統合できるとありました。この最初の文はその繰り返しですね。神から離れることができるというのが、そもそもの誤りだという。だから、その根本のレベルで修正する必要があるのです。知覚レベルで修正する前に。

7:  ‘on different levels’、つまり、欠乏の序列の異なるレベル(肉体的なものから精神的なものまで)で修正を行おうとすると効率よくできないという意味です。

8:  修正が、‘from the bottom up’という縦方向に導入されるというのは、根本の原因を修正すれば、自ずとその上のレベルが修正されるはずだという意味で「コース」の推奨する修正方法です。空間は幻想に過ぎないのですが、空間に住んでいると思っている間は、修正は下(根本)から上に、効率よく修正していかなければなりません。

 

The real purpose of this world is to use it to correct your unbelief.

You can never control the effects of fear yourself, because you made fear, and you believe in what you made. In attitude, then, though not in content, you resemble your Creator, Who has perfect faith in his creations because he created them.

Belief produces the acceptance of existence. That is why you can believe what no one else thinks is true. It is true for you because it was made by you.

この世界の真の目的は、あなたの不信を正すために活用することです9

あなたは恐怖の結果を自分でコントロールすることは絶対にできません10その理由は、あなたが恐怖を創り、自ら創ったものを信じるからです。中身ではありませんが、あなたの態度は創造主と共通しています。創造主は、自ら創ったという理由で創造物に全き信頼を置きます。

信ずれば存在に入ります。そのために、他の誰も真実とは思わないことを信じることができるのです。それは、あなたによって創られたので、あなたにとって真実です。

9: 何か欠けたところがあるから、それを満たすために~を得ないといけないと外に求めないといけないというのがわたしたちの不信です。この信念を修正することがこの世界の真の目的です。

10:  わたしたちは、欠けたものがあると思うので恐怖します。そして、そのニーズを満たそうとして、大半の時間とエネルギーを費やします。しかし、いつまでたっても欠乏感を満たすことはできません。

 

All aspects of fear are untrue because they do not exist at the creative level, and therefore do not exist at all. To whatever extent you are willing to submit your beliefs to this test, to that extent are your perceptions corrected. In sorting out the false from the true, the miracle proceeds along these lines:

Perfect love casts out fear.
If fear exists,
Then there is not perfect love.

But:

Only perfect love exists.
If there is fear,
It produces a state that does not exist.

Believe this and you will be free. Only God can establish this solution, and this faith is his gift.

恐れの局面はすべて、創造レベルで存在しないので真実ではありません。したがって、まったく存在しません。このテストに照らして自分の信念を検証し改める準備ができているかどうかの程度により、あなたの知覚の修正度が決定されます11奇跡は、次の論法に従って真実と虚実をより分けます:

完全な愛は恐れを追放する12
恐れが存在するなら
完全な愛はない。

しかし

完全な愛だけが存在する。
恐れが存在するように見えるなら
それは妄想を産み出す13

これを信じれば、あなたは自由になれるでしょう。神だけがこの答えを確固としたものにすることができます。そして、これを信じる気持ちは神から与えられます14

11:  自分の信じていることが、恐怖は存在しないという真実に照らして真実であるかどうかを検証し改める準備ができているかを問うています。どのくらい準備ができているかで、どれくらい知覚の修正が為されるかが決定されます。

12:  聖書からの引用で、愛と恐怖は共存できないという意味です。

13:  完全な愛だけが存在するという前提の前には、恐れが存在するならという仮定は成り立たないので、恐れが存在するように見えるならとしました。その結果は、存在しない状態、つまり妄想を産むということです。

14:  自分が妄想した恐怖が存在すると信じています。そこから抜けるのは困難です。でも、ここで示された思考を続け、自分の信念を検証する努力をしていくうちに、妄想に過ぎないという確信を神によって得られるということなのでしょう。

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